本読みました。
良心を持たない人=サイコパス(反社会性人格障害者)について書かれた本です。
今まで思ってたサイコパス像と一致する部分もあれば、新しく知る事もありました。
知り合いの中にサイコパス疑惑のある人物が何人かいまして、その人達と本書を見比べ、やっぱりサイコパスだ!という確信も得ました。
反社会性人格障害とはどういう人を指すのか?見分け方は?その人たちに巻き込まれないようにするにはどうすればいいのか?それを知りたければ読むべき良書だと思います。
さて、本書が紹介される時によく取り上げられるのが「25人に1人がサイコパス」っていうアメリカでの調査結果ですね。
帯表紙にもなってますね。
そして本とは関係ないところで、この言葉だけが一人歩きしてる場面も見かけます。
日本のサイコパス人口
しかしそれに物申したいのだけれど、
日本ではそんな高い割合でサイコパスは存在しません!
本にもちゃんと書いてあるのに!
反社会性人格障害(サイコパス)の割合は西欧世界では平均4パーセント、つまり25人に1人の割合だという結果が出ています。しかし、東アジアの特に日本と中国はそれよりもかなりサイコパスの割合が低いと記載がある。
残念ながら日本での正式な研究結果の数字は書かれていないけど、台湾での数値は0.3〜0.14パーセント。つまり100人に1人くらいの割合です。
「25人に1人がサイコパス」って言われた方が読みたくなるからそういう帯にして、キャッチコピーのように書いたのだろうけど…。
本に書いてあることを本の内容とは少しズレた形で宣伝に使われてしまう。これあるあるだよね。。特に海外で書かれた本だとそれが酷い。
日本の映画のポスターが酷いって話にも通じるものがあるのかもしれない。。
帯とか宣伝POPだけ見て内容を分かった気になってはダメだなと改めて思いました。。
ということで、25人に1人はサイコパスなんだぜってドヤ顔で言ってる人がいたらアメリカの方ですか?って言ってあげてください。
ナルキTwitter→https://twitter.com/hisenaru
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