今まで内緒にしてたけど、実は5年近くうつ病を患っていました。
それが最近やっと「治った*1」と言える状態になったので書きます。
昔は酷い状態でした
発症したのは社会人としてバリバリ働いている時です。何が原因だったのかは分からない。いろんな要因が考えられます。
うつが重い時の状態は以下のような感じでした。
ベッドに体が沈み込む感覚
一番ひどい時期は立っているのもままならない状態でした。食器洗いをしただけで長距離マラソンを走ったかのように体力を使い果たして動けなくなる日々。
例えるなら幼い頃、運動会や陸上競技大会とかで1日中走り回った後ってベッドに沈み込むくらい体が重くなりませんでしたか?覚えてる?
毎日がその状態。
それが私のうつ病のひどい時でした。。
すっごくお腹が空いてる時みたいな感覚
それからスッッゴくお腹が空いてる時、何も力が入らなくてフラフラするじゃないですか?
それもうつの酷い時の状態の時に似てる。
お腹空いてなくても常にそういう状態。
だから私は酷い時期は自分が空腹なのかそうじゃないのかも判断つかない状態でした。
※あくまでも私の場合です。
しばらく休職してました
それで休職することになってしばらくお仕事はお休みしてました。まるまる休んでたのは三ヶ月くらいだったと思うけど、そこから徐々に短い時間で復帰していった感じ。
休職したことで一番酷い状態からは抜け出せたんだけど、それでも長いこと”うつ状態”から抜け出せなかった。
頭も常に靄がかってる感じがしてイマイチ働かない。
頭の中に蜘蛛の巣が張ってるような状態。
身動きが取れなくてモヤモヤしててハッキリしなくて、イライラする。
それが嫌で嫌でお仕事する気力も無くなっていった。
どうやって治ったか?
そんな状態が3〜4年くらい続いた。治る一歩手前のような状態なのに、でも治らないうつ病にげんなりして、イライラして、死ぬなら死ぬでいいやみたいな気持ちで仕事を辞めて東京に来ました。
結果的にそれが治癒に役立った。
環境が変わって症状が変わった
周りの嫌なものも全部なくなって新しい環境になったことで気持ちが晴れたのもあります。
しがらみや肩書きから解放された。
生活習慣や色んな環境が変わって、そのせいか私の症状もちょっとだけ変化した。
今までは「寝すぎるほど寝ないと動けない」状態だったのに「3時間睡眠で元気いっぱい」になった。
うつ用のお薬は持って上京してたけど、症状の変化が気になったので新たな病院に行ってみることに・・・
そしたら診断で・・・
実は・・・・
うつ病じゃないことがわかった。
本当は双極性障害だった
5年間うつ病だと診断されて薬を飲んで治療してきたのに・・・実はうつ病じゃなくて双極性障害でした。
双極性障害とは
躁(そう)状態と鬱(うつ)状態の病相(エピソード)を繰り返す精神疾患である。
私の場合は軽い躁が見られる双極II型障害の方でした。
うつ病と似ているようで全く異なる病気です。
少ない時間の睡眠でも元気なのは軽い躁状態。
私の場合は環境が変わったことでその軽い躁状態が初めて分かる形で表に出てきて、やっと双極性障害なのだと分かりました。
誤解しないように言っておくと、双極性障害に”変わった”んじゃなくて、もともと双極性だったけどうつの症状しか表に出てなかったから”気づかなかった”のです。
5年、うつ病だと思ってたのは実は躁鬱病(双極性障害)の症状だったということです。
そして長いこと治らずにいたのに、双極性だと知ってその病への対応をしたらほんの数ヶ月で良くなりました。。。
現在うつ病で困っている人の中にも、同じように実は双極性という方がいるかもと思って今回タイトルはあえて「うつ病」にしました。(うつ病じゃないじゃん!って怒らないでね。ごめんね)※元々は「5年間患っていた「うつ病」が治りました。そんな私がブログをやる理由 」ってタイトルでした
同じ状態の人に届いて何か治療のヒントになるといいなと思ってます。
双極性障害は治らない
これを知った時は絶望した。。。
この病は「治す」というよりも、一生付き合っていくものであり、症状が出てこないようにコントロールし続けないといけない病のようです。
その辺はうつ病とは様子が違うみたい。うつは薬を飲まなくても大丈夫な状態になるけど、双極性は基本的に投薬が必要なよう。。(この辺はまだ医師によって見解に相違はあるようなのであくまでもこれは専門家でない私の調査結果によるものです)
この辺りの本を読みました。
「このつまらない世界に終止符を」に込めた想い
このブログは「このつまらない世界に終止符を」という名前です。
これには2つの願いも込められています。
1.自分自身がつまらない世界から脱却するため
いくら楽しいことだったとしても、体はちょっと重かったり気持ちも億劫になってたり、うつの気分に振り回されて何もできないのがうつ状態の”当たり前”です。
私にとって、そんなうつの当たり前(つまらない世界)にハマりこまないで外に出るエネルギーを与えてくれるのがこのブログです。「ブログネタのために行かなきゃ!」って動機は私にエネルギーを与えてくれます。
私自身がつまらない世界から脱却する!その願いが込められてます。
2.自分と同じ状況の人の「つまらない世界」を壊すため
そしてこれが大きな願い。
私はどうやら治らない病気を抱えてるらしいです。
それでも病気に負けないで外に出て遊んだり、エネルギーを使うことをやったりしています。
それをこうやって発信することで同じ状態の人、うつの気分に振り回されて何もできない状態の人に少しでも勇気を与えられたらと思っています。
私なんかが「勇気を与えたい」なんて言うのもおこがましいけど・・・
私もうつ病の時も双極性障害だと知ってからも、同じ病の人のブログやら書籍やらにかなり励まされました。
同じ状態の人がいるってだけでも勇気づけられるのに、その上その人が自分の理想とする行動(エネルギーがあればこう言う事をしたいってこと)をしてたらどんなに勇気づけられるだろうかと思った。
だから私は自分の行動を発信し続けます。
壮大な夢だけれど・・このブログを見た誰かの「つまらない世界」に終止符を打てるような希望を発信できれば・・・
そして見た人が私と同じように外に出て本当の本当につまらない世界から脱却できれば・・・そんな事を願いながらこのタイトルを付けました。
病気を告白するのが怖かった
そんな夢を持ちながらどうして今まで病気のことを秘密にしてたのか・・・それは、言い出す勇気がなかったんです。。
別に恥ずかしいことでも悪いことでもないのは分かってるけど、でも告白するのがどうしても怖かった。
病気だと分かったら「病気の人」として見られて、「なるき」という一人の人格としては見てもらえなくなるんじゃないかって。。たぶんそれが怖かったんだと思う。
それから、突然人に嫌われてしまうかもしれないとか・・・そういうのが怖かったんだと思う。
けれど、まずは病気の告白をしないと、同じ状態の人に記事を届けることもできない。自分は病気の告白もできないのに、人に勇気を与えるなんて出来るわけない。まずは自分が、偏見の目にさらされる勇気を持とうと思って、今回記事を公開することを決めました。
あー・・正直怖いです。
どんな反応をされるのか。
仲良かった人に突然嫌われたらどうしよーー。。でもなんで告白して傷つく必要があるんだろ〜とも思うし、あーーわかんない。なんでこんなに怖いんだろう!?
あまりにも怖いので「コートコバーンと一緒の病気だわ〜。マジやっベー。っベー。カートと一緒だわ〜〜つらいわ〜〜〜」って言っておきます。っベー。
でもこれでやっと、病気を告白してる人と同じ目線で会話ができると思うと嬉しいです。今までそういう方のブログ記事を見てそっとスターを付けることしか私にはできなくて、なんか申し訳ないような情けないような気持ちになってたから。。。
私という人間はこんな感じです!
嫌うなら嫌えばいいさ!さぁ!!さぁ!!
いろいろ元気な姿を記事にすることで「病気でもこんなことできるんだ」って誰かに伝えられたら生きててよかったなと思います。が、そんな使命を持ってる風にかっこつけて記事を書くのはムズムズするので、これからもありのままでそのままでこのままの私でいます。
以上!
この本は「私のこと私よりわかってる…!」って思うくらい良かったので双極性の方にはオススメします。ちょっと難しい言葉も多いけど;
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